• 金属アレルギー治療

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    30代男性。金属アレルギーを主訴にご来院されました。口腔内を拝見したところ、数本のパラジウムインレー(健康保険の銀歯)が入っていました。局所麻酔下にてパラジウムインレーを除去。歯科用セメントにて仮の蓋をしました。

    ご相談の上、ハイブリッド・セラミックインレーでの修復を選択して頂いたので、局所麻酔下にて専用の形成(健康保険パラジウム・インレーとハイブリッドセラミックインレーでは削り方、使う器具が異なります)〜型取りを行い、ハイブリッド・セラミックインレーを作成。
    作成後、接着力を高める処理を行った後、専用の歯科用接着剤で接着します。
    接着後、(ここが肝心な所ですが)入念なかみ合わせの調整を行います。

    パラジウムインレー除去前では、左の写真の様に首周りに発赤(赤み)がはっきりと確認できます。

    右の写真はパラジウムインレー除去から数週間後に撮影したものです。因果関係は一概には言えませんが首周りの発赤は明らかに消退傾向にあります。

    実際、医院長・北田も学生時代に謎の皮膚の発赤に悩まされました。パラジウムインレー除去を除去した後しばらくして、発赤・痒みは改善しました。金属アレルギーの治療では原因である金属を口腔内から除去する事が必要です。