• 30代男性「奥歯のインプラント」症例5

    奥歯のインプラント

    少し無理がある設計で、上の奥歯を修復しています。あまり咬めない、将来的に不安である、という状態の改善を主訴のご来院。複数本のインプラント治療が理想的ではあるが、それには大がかりな骨の造成が必要。

    今回は骨の造成の必要のない部分で一本のみの治療を選択。天然の歯のない部分の金属の歯を除去。インプラントの根の部分を埋入します。埋入する場所の骨が比較的薄いので同時に少し骨を持ち上げます。専用の器具を使用して衝撃を感じることなく、骨を持ち上げてインプラントの根の部分を埋入。この日はここまで。粘膜の治癒を2ヶ月ほど待ち、歯の部分の作製に入ります。粘膜を一部調整して、歯の部分の部品を装着。

    上の顎の場合は抜歯から時間がたつと、歯を支える骨が薄くなる場合が非常に多いので、抜歯する前に歯の修復方法を決める事が非常に大切です。最悪でも、人工の骨を使用して、骨が退縮しないようにする工夫が必要です。現在も継続してメインテナンス中です。