ピンを打ち抜く
昨日は久しぶりに指がやや油まみれになる修理をした。バウ・スラスター(ググって下さい)の修理である。モーターの動力をプロペラに伝達するのだが連結部の真鍮部品が破損。無理な力が加わった際には真鍮部品がヒューズになっている模様。早急に直したいので業者に電話しながら自力で修理となった。
問題の真鍮部品はピン様の形(直径5ミリ、長さ20ミリ)で何と別の金属に打ち込まれているのだ。このピンを外して新品部品を装着する必要がある。打ち込んであるものは正確に打って、正確に叩いて外し、新品部品を正確に打ち込む必要がある。
と、文章にすると物凄く難しそう(一般的にはとても難しい)だが今回はあっさり終了。何故なら歯科医師だからである。ピンに対して正確に工具を保持しそこを正確に叩くのは特に困難では無かった。そもそもこういう才能があったから歯科医師になった事を久しぶりに思い出した。後は部品を元通り組んで修理完了。
どこまでハイテクになっても今のところ治療するのは人間である。特に歯科治療では指先の感覚が物凄く大切な要素である。そこを伝えるのに苦労する事が多い。
台東区上野の歯科医院
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