2017年10月20日 高倍率の歯科用拡大鏡と高照度LEDライト 特に診療時に口腔外科領域の治療を行う際には高倍率の歯科用拡大鏡を使用する事が歯科医師の必須になっているように感じる。口腔外科領域の治療では歯肉を剥離した中を直視するのが難しい場合もある(昔の口腔外科専門を自称する歯科医師は必要以上に剥離を大きくしていた傾向にあり、当然治癒も遅い)ので、肉眼での治療は治療の精度が悪くなる傾向にある。 例えば難易度の高い抜歯を行う際に少しでも抜く対象の抜きたい方向に歯が動いていれば術者は安心するものである。肉眼で少しの歯の動くを知るのは困難であろう。落ち着いた術者であればパニクらずに淡々と抜歯が出来るものである。 術野が見えない→正確な状態の把握が出来ない→余計な力が入る→さらに術野が見えない といった悪循環になる事が多いのではないか?特にウチに転院していらっしゃる患者さんの口腔内を拝見するとそのように感じる。 最大の問題は歯科用拡大鏡とLEDライトは非常に高価であるという点か?しかしこんなに有効な投資は他に無いのも事実でる。 医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック 理事長 北田雄丈 〒110-0005 東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F 03-5816-0345