• インプラントと平常心

    期限のタイトな患者さんがひと段落(インプラント埋入と同時に仮歯までセット)したので久々のコラム更新である。

    歯科治療に限らないが常に正しい平常心でいることは非常に大切な事である。特にインプラント手術時には平常心が大切になる。インプラントは術前の診査~診断~準備の時間が実は手術時間より時間が掛かるものである。ある意味で手術中に平常心を保つために準備するとも言える。

    CTを読み込んだところで実際に歯槽骨をみるまで本当の状態は分からない部分もあるので不確定要素をあらかじめ予想しながら準備をするものである。手術中には様々な要因をかんがえながら淡々と進めていく必要がある。断言するがこれは平常心で無ければ出来ない作業である。

    近年は淘汰されたが昔は口腔外科に限らず治療中にテンパって、怒鳴ってしまう歯科医師もいたものだが(40代以上の同業者なら分かるかな?当時は本当に辟易したものである)そのような精神状態では正しい手術・治療は出来ないものである。近年そんな話は耳に入ってこないのでそういった意味では歯科業界の環境も良くなってきたはずである。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
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