• 情熱とサージカルステント

    歯科治療、特にインプラント治療に必要な物は情熱である。情熱を持ち続けられるかどうか?が治療のクオリティを左右する。理由は長くなるので掻い摘まんで書くと、

    ●インプラント治療は診断~手術シミュレーションが65%、実際の手術が35%程度の重要度の配分になると思う。従って時間配分もほぼ同様の事が多い。

    ●何よりも治療初期の段階(歯を抜く前に、CTなど各種資料をもとに)で大まかなで臨機応変な治療方針を決めておく必要がある。

    ●個人的には石膏模型で実際のインプラント用のドリルを使用して手術時と同じシミュレーションを行う。(コレは全ての術者が行うべきであると思う)

    ●インプラントの方向・角度を決めるサージカルステントを自製することにより、手術精度が飛躍的に向上する。(コレも全ての術者が使用するべきと思う)

    ●手術後の縫合が意外に重要。

    つまり、インプラント治療は通常の歯科治療とは違い非常に(特に術前の準備に)時間が掛かるのである。間違いなく情熱が無いと時間を掛けることは無理である。インプラント治療に対する情熱がインプラント治療以外の一般的な治療にも良い意味で影響するので個人的にはインプラント治療を非常に重視している次第である。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
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