筆者の生活圏で東京オリンピックが運営されている。昨年の開催予定が１年延期され緊急事態宣言下のオリンピック開催である。生活圏でのオリンピック運営であるが、街にオリンピックムードはほぼ皆無である。まれにバスで移動中の選手と目が合う位で非常に閉ざされたオリンピックであることを実感する。交通規制による大渋滞と迂回・首都高料金の値上げが直接的な悪影響である。オリンピック開催と運営は政治であることを実感する。

友人・知人がオリンピック運営に深く関わっていても、個人的にはオリンピック開催前・開会式までは開催に賛同しない意向であったが、開催中の今では開催して良かったなとは思う。憂慮しているのは今後である。生活圏でのオリンピックなので、実は運営にもの凄く無駄が多い事に気付く場面が多い。目に入るだけでこれだけの無駄があるのであれば、全体としての無駄は膨大な金額になるであろう。

と、いうことは遠くない将来にツケが回って来るのは確実であり、それは増税という形で支払う事になる。今後、消費税もいきなりの１５％に上がる可能性も高い。このオリンピックがあらゆる社会情勢の変化のきっかけになる可能性も高い。とは言え少しは諸外国の選手と交流したかった。

〒110-0005