治療方針を確認してから
6月は時間の掛かる患者さんが多く、7月も同様である。治療に時間が掛かると言うことは、咬合や審美性に重大な問題があるので、現状の分析と治療方針の決定にも時間が必要になる。
6月はこのコラムの更新が出来なかったのはこの様な理由による。多くの患者さんに共通しているのは、治療方針を決める前に歯を抜かれてしまっている事だろう。その為リカバリーに非常に時間が掛かる事が多く、治療期間が長期になる傾向がある。インプラント施術が一段落して時間が出来たので、抜歯をする前の注意喚起をしていきたい。
インプラント治療で希に当院と他院を比較する方がいるが、これは時間の無駄であろう。
抜歯即時埋入をすれば大幅な治療期間の短縮と、身体への負担軽減が可能であるが、(抜歯即時埋入は非常に高度な技術を要求するので)歯科医師が全員出来る訳でなない。
インプラント治療は非常に奥が深く日々のアップデートも不可欠なので、インプラント治療を語り始めると長くなる。長い話を端折って書くと、歯科医師の技術レベルは同一では無いと言う事実を認識するべきだろう。
患者さんには兎に角、歯を抜く前に治療方針をしつこく確認して欲しい。これは歯科医師にも言える。
本当にリカバリーが大変になるので、注意して欲しい。
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