2009年04月14日 保険診療 前にも書きましたが、特に健康保険の範囲での歯科治療において、近年急激なレベルの低下を感じます。当院に新規でいらっしゃる患者さんの口腔内を拝見すると、???と感じることが、非常に多いのです。 当然、患者さんには、前医の悪口にならないように注意しながら、事実をお話します。多くの場合、即再治療のなりますが、いっぺんに全てを治療するのは患者さんにとって非常に負担になるので、基本的には、ブロック治療になります。 しかし何故、この現代社会で、ヒドイ治療が横行するのか? 様々な要因が考えられますが、ここでは対策を考えましょう。 究極的には、健康保険の範囲では、あまり歯を治療しない事が対策になるのでは?と思います。たまに本屋に行くと、 歯の治療は抜くな、削るな、被せるな、 というような内容の本がありますが、健康保険の範囲の治療に関しては、当たらずも遠からずという印象です。 社会全体の利益を考えた場合、歯科医療のレベルの底上げは、絶対に必要な項目だと思います。健康保険の範囲の治療を選択される方もたくさんいらっしゃるわけですから、何らかの対策は必要でしょう。 よっぽどのエマージェンシーで無い限り、セカンドオピニオンを求めるのが、現時点では最善の対策の一つです。あとは、治療前に納得いくまで、ドクターに質問することですね。 今夜は焼肉。 医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック 理事長 北田雄丈 〒110-0005 東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F 03-5816-0345