• 情熱とサージカルステント

    歯科治療、特にインプラント治療に必要な物は情熱である。情熱を持ち続けられるかどうか?が治療のクオリティを左右する。理由は長くなるので掻い摘まんで書くと、

    ●インプラント治療は診断~手術シミュレーションが65%、実際の手術が35%程度の重要度の配分になると思う。従って時間配分もほぼ同様の事が多い。

    ●何よりも治療初期の段階(歯を抜く前に、CTなど各種資料をもとに)で大まかなで臨機応変な治療方針を決めておく必要がある。

    ●個人的には石膏模型で実際のインプラント用のドリルを使用して手術時と同じシミュレーションを行う。(コレは全ての術者が行うべきであると思う)

    ●インプラントの方向・角度を決めるサージカルステントを自製することにより、手術精度が飛躍的に向上する。(コレも全ての術者が使用するべきと思う)

    ●手術後の縫合が意外に重要。

    つまり、インプラント治療は通常の歯科治療とは違い非常に(特に術前の準備に)時間が掛かるのである。間違いなく情熱が無いと時間を掛けることは無理である。インプラント治療に対する情熱がインプラント治療以外の一般的な治療にも良い意味で影響するので個人的にはインプラント治療を非常に重視している次第である。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈
    〒110-0005東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F03-5816-0345

  • 2020年のOと✖

    久々のコラム更新である。比較的時間の取りやすい10~12月にかけて難しい、時間の掛かる患者さん(このタイミングで時間が取れたので歯を治したい方・今まで応急処置で対応してきたがその限度を超えてしまった方・ご紹介して頂いた方等など)を中心に診療していたためコラム更新の時間が取れなかった訳である。難症例(つまり咬合崩壊している方・中心咬合位の再構築が必要な方)には的確な診断と綿密かつ臨機応変に変更できる治療計画・各種機材の準備、患者さんに負担をかけずに確実に治療を進めて行くことが欠かせないのである。ようやくひと段落したところで年末年始。数冊のインプラント治療の専門書(近年のインプラントの専門書は興味深い物が多い。新テクニックに関しては内容を批判する人も多いが個人的には基本的な考えと方向が同じ物が多く賛同の方向である。可能であればもっとエビデンス・組織解剖が欲しいところであるが今後に期待である)を読んでいると新年の診療開始である。

    2020年の○

    ・困難な状況でも心身共に健康であった事。(自分で作った料理は量を食べても太らない。使っているオイルの違いか?)

    ・インプラント治療の精度が更に向上したこと。(主に埋入ポジションと2次オペの精度。最終補綴までの期間も短縮)

    ・多くの本を読めたこと。(いわゆる自粛期間中はひたすら読書。Kindleのお陰で嵩張らないのが良い)

    ・ぎっくり腰にならなかった事。(毎朝のストレッチの習慣が効いている)

    ・無駄な訪問者、アポ無し営業が減った事。(それでもアポ無し営業は来る。謎である)

     

    ✖な事

    ・諸々のイベント・旅が中止になった事。

    ・前から見たかった陸軍中野学校を1話しか見られなかった事。

    ・珍妙な買い物をしてしまい大失敗した事。

    困難な1年でがあったが、元々大人数での集まり・外での飲酒の習慣があまりないので今になって思えば淡々とした1年であったように思う。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈
    〒110-0005東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F03-5816-0345

  • お礼

    年上の、(多分)お金に困っていない人へのお礼は(相変わらず)非常に難しい。お酒、なにがしらのアメニティ的な物(ハンドソープ、ルームフレグランス等)趣味の物、などいろいろ考えはするが決定打にかける。自宅に招待して何か作って食べてもらおうかとも考えたがどうにもムリがある。

    少し話し込む時間がありそれとなく探ってみたが欲しいものは無いそうである。F40を引き取ってもらってもそれで欲しいものが無いそうである。そうなるとかえって何もしない方が良いのでは?という選択も頭をよぎる。

    幸い彼に虫歯があった。今回はその歯を治療するという内容でお礼は出来たと思う。お互いの歯を治療して決着。そう、彼も歯科医なのである。初対面は私が歯科大生の時。当時はこのような場面が来るとは思わなかった。大先輩に信頼してもらえるのも嬉しいものである。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈

    〒110-0005東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F

    03-5816-0345

  • 更にインプラント治療

    8月、9月と非常に忙しく久々のコラム更新である。今現在、地域性もあるがインプラント治療を日常的に行っている歯科医院は実は非常に少なくどうしてもインプラント治療が集中する傾向にある。その為の準備と分析に時間が掛かるので隙間時間のコラム更新が出来なかった訳である。

    インプラント治療をご提案・ご説明し施術の方向が決まったら、資料(CT撮影・口腔内模型)を採取する。その資料を基に診断と分析をするのであるが、個人的には石膏模型で再現した患者さんの口腔内に粘膜部分を調整した上で一度インプラントの窩洞をプレパレーョンする。(一度、石膏模型にインプラントドリルし使用して埋入する穴を削ってみる。この作業によりおおよその方向・角度などの感覚がつかめる。試験勉強等では、集約した物を書いて覚える事でクリアしてきたのでその感覚に近いかもしれない。デジタル世代の最近の学生はどういうお勉強方法をとっているのだろうか?)

    一度、石膏模型でシミュレーションしてみることにより手術時のポジション(この重要な手術時のポジションについて書いてある学術書は見たことが無い)、注意事項、埋入角度・方向がほぼ100%頭に入るのである。この石膏模型を使用して(埋入角度・方向をガイドする)サージカルステントを作成する。

    個人的な感覚では、インプラント治療は術前の診断と準備がトータルの70%くらいの割合を占めているように思う。その準備に時間が掛かるのである。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈
    〒110-0005東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F03-5816-0345

  • 俺、上手い と言われても

    あまり用事の無い地域、あまり行かない地域に用事があり行って来た。母校のあるエリアではあるが普段の生活エリア外の場所である。そう言えば、大昔にこの辺に(歯医者、勤務医)就職の面接に来た事を思い出した。

    面接時、初対面で 俺、上手いからうるさいよ (何にうるさいのだ?)と言われ持参した履歴書を落としそうになった事も思い出した。結局就職先には不適格との判断で後日お断りをしたのだが、確かに医院長は記憶に残るキャラクターではあった。

    そんな思い出に地の前を通過してビックリ。屋号が変わっていたのである。正確には何らかの理由で廃業→居抜き物件のようである。イロイロ言い出せばきりがないが、多少複雑な気持ちにはなる。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈
    〒110-0005東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F03-5816-0345