• 着信拒否

    歯科クリニックにもいわゆる営業電話は掛かってくる。電話というのは一方的なもので、時間帯に関わらず営業電話への対応は業務の妨げになる。最近の営業電話は巧妙になってきており、発信元の必死度合いが感じられるが、筆者が電話を替わることは100%無い。営業電話が頻繁に掛かってくる時期と、全く掛かってこない時期があるのが不思議ではある。スマートフォンであれば、着信拒否設定が出来るのに固定電話は不便であると思っていたが、数年前にクリニックの電話を入れ替えた事により状況は一気に好転した。

    筆者を含め多くの人は、仕事以外で固定電話に触れる機会は極めて少ないだろう。久しぶりにコードレス子機のある固定電話を調べて見ると、選択肢はかなり少ない事が分かった。通信販売で購入した電話機は子機が2台付いた物である。久ぶりに見る固定電話機は天気予報?など機能が盛りだくさんではあるが、本当に必要な機能は少ない。数多い固定電話の機能の中で、着信拒否設定が出来るのは朗報であった。実に簡単な設定で迷惑電話を防止出来る。

    従って当クリニックに営業電話を何回掛けても無駄な事を知っておいて損はないだろう。もう少しAIが進化すれば当クリニックの規模であっても、電話応答は確実に自動化されるだろう。
    筆者はその日を首を長くして待っている。AIが営業電話を掛けて、AIが対応して着信拒否設定をするという間抜けな世の中がもう目の前にあると思われる。いずれにせよ、当クリニックは非常に難しい治療が多いので、診療時間中は治療に集中したいのである。

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈

    〒110-0005

    東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F
    03-5816-0345
  • パン争奪戦

    偶然に見つけたパン屋の人気が過熱している。神奈川県の半島先端にあるそのパン屋は、何と小麦から自家栽培しておりパンも当然美味なので、近い将来この店のパンは争奪戦になると予想していたが、その時期はかなり早まってしまった。電話で予約すれば取り置いてくれるが、休日の予定は行き当たりばったりな事が多いので、朝パン屋に予約の電話を入れるという発想には至らなかった。土日には15時前にパンは完売してしまう事が多いので、これからは前日に予約の電話は必須であろう。

    大音量でヒップホップが流れる店内は非常に狭く、一度に入店出来る人数は4人に制限されている上に、お会計がクラシックなシステムなので、店の前には行列が出来てしまう。特に真夏は暑いので、日傘の貸し出しも必要な程に待ち時間は長い傾向がある。それでも人々はパンを求めて長時間待つのである。実はパン屋の近隣にある地産地消で話題の飲食店にパンを供給しているので、そちら経由のお客も多いという。一度食べれば必ずリピートするので、お客は増えるがパンの供給量は限られているので、必然的に争奪戦になるのである。

    店主兼DJとお話ししたところ、東京に出店しないか?というオファーは毎日山の様にあるという。東京でのビジネスはポップアップストア以外には考えていないそうであり、神奈川県の半島先端から移る予定は無いと言う。直近の設備投資は駐車場を完備した事と思われ、メジャーになっても店舗の移転も無いと思われる。東京だけがビジネスの中心ではないと言う事をこのパン屋は示唆している。大音量のヒップホップに関するクレームは聞いた事が無いので、このパン屋はこのスタイルのまま未来永劫続いて欲しいものである。

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  • イチゴを巡る問題が勃発

    季節毎に旬の物を食べると、人生の満足度は確実に向上する。このコラムを執筆している今はイチゴが旬である。今回は美味いイチゴを巡る問題について書いて行きたい。

    筆者の友人が港区から房総半島に移住してからかなりの年月が経過した。年に数回、季節の変わるタイミングで彼の元を訪ねる事にしている。彼の経営するレストランに行くのも目的の一つではあるが、房総半島の美味い食材を買うのも目的である。前記した様に今はイチゴが旬である。ここ数年密かに房総半島のイチゴをリピートしているが、今年はイチゴが入手困難になってしまった。

    米不足の時以来、イチゴ農園に連絡すると、電話した週のイチゴは予約で完売になっており、予定を1週間繰り下げる必要があった。それほどイチゴ農園のイチゴは人気になってしまったのである。数年前は予約せずに呑気にイチゴを買う事が可能であったが、状況は一変してしまった様である。翌週の週末のイチゴを予約して電話を切ったが、イチゴ農園の方の声は弾んでいる。

    翌週、房総半島のイチゴ農園に行くと、何と入り口に行列が出来ている。先に食事を済ませてイチゴ農園に戻ると、本日分のイチゴ完売のお手製看板が掲げてあった。それ程までにこのイチゴ農園は人気になってしまった。予約してあったイチゴをお会計の後に受けとる。イチゴ農園の方々の笑顔はここ数年で最も輝いていた。
    帰宅して美味いイチゴを食べたが、予約した個数のカウントを間違えてあっという間に食べ尽くしてしまったのは計算外である。

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  • 菊正宗

    東北で日本酒を製造している知人に、オススメの日本酒を聞いた所、菊正宗と即答された。理由はクオリティが安定している優秀さと、出荷量の多さであるという。筆者は勝手に酒造の社長がオススメする日本酒は、知る人ぞ知る幻の酒と思い込んでいたが、意外な答えに意識が遠のくのを感じたのと同時に、菊正宗のCMソングが頭の中に流れ始めた。
    大前提として、彼の作る日本酒は間違いなく美味である。

    そんな話を聞いてから1年以上が経過した今月に、立ち寄ったスーパーで菊正宗の紙パックを発見した。通常であれば購入する事は無いのだが、今回は(数多くの日本酒から積極的に選択して)購入してみることにした。帰宅した夜に菊正宗を開封して常温で飲んでみると、非常にニュートラルな味で驚いた。日本人であれば殆どの人が必ず何処かで飲んだ事のある味なのである。
    要するに日本酒の基準となる様な酒が菊正宗だった。

    歯科治療にも一定以上の基準が存在するが、近年ではその基準が低下していることを筆者は憂いている。
    実は菊正宗よりも美味しくない酒は存在する。菊正宗のCMソングは真実を語っている。

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  • 2024年を振り返る

    年末毎年恒例の1年を振り返り、〇な出来事×な出来事を書いていこう。
    〇な出来事

    ・2024年は難症例、超難症例の患者さんが多かったが、全て完璧に治療出来た事。多分近年で最もインプラント施術が多かったのではないだろうか。
    ・血液検査の結果に基づいたサプリメントに変更したところ、体調が良い事。人生で最も集中力があるので、長時間の治療も苦にならないのである。
    ・大きな病気、怪我をしなかった事。
    ・クルマのコンディションが劇的に改善した事。特に2年苦労したキャブレター車のコンディション改善には感動した。
    ・フェルガード服用により、頭の回転と記憶力が更に良くなった事。
    ・持ち物を少し減らせた事。
    ・新しい友人と知人が増えた事。

    ×な事
    ・体重が中々落ちない事。
    ・夏の旅行に行けなかった事。
    ・クルマの整備に課題が残っている事。

    振り返ってみると、2024年は×な事が少ない1年であった。理由を考えてみると身体のコンディションが向上した事であろう。身体のコンディションが良いと思考が前向きになるものである。

     

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