手先の神経伝達
職業としてピアノを演奏して生計を立てているピアニストは、3~4歳からピアノを弾き始めるという。バイオリニストも同様で幼少期からの反復練習により、身体の成長過程において楽器の演奏に必要な指先を動かす為の神経伝達を構築するという。テニス・ゴルフ等のスポーツも同様で、ジュニア時代に出来てしまった差は、成長期以降の年齢では挽回不可能であるという。
要するに特殊な職業には英才教育が必要なのだろう。
筆者の3~4歳時の記憶を辿ると、童話を読んでいた事と親類の歯科医師から貰った歯科用ピンセットの精度の高さに感動していた記憶がある。歯科用ピンセットで摘まめそうな物は何でも摘まんでいた記憶もある。歯科用ピンセットの次は精密ドライバーを貰い、自分の工具が増えると出来る事も広がる事を認識した記憶がある。
14年後に、その様子を見ていた歯科医師の親類に、歯科医師の適性があるので職業として歯科医師を薦められて歯科大学に入学したという経緯がある。今では故人である親類の歯科医師の見る目は間違っていなかったのであり、日々適性を生かせる筆者は幸せなのである。
歯科医師にも手先の神経伝達を構築する、3~4歳からの英才教育は必要であろう。
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