2009年10月28日 それにしても 歯科大学を卒業した当初、歯科材料の物性は期待を下回る物が多かったです。又は、治療そのもの。近年の歯科分野での治療法の確立、歯科材料の進化は非常に素晴らしく、ホボ理想的になりつつあります。あとは、単価が下がれば良いのですが、良い物は高いんですね。 特に、審美歯科、インプラント、再建の分野では一昔前とは全く違います。患者さんは実験台ではないので、実績と科学的根拠の無い方法、材料は使わない、使えないのですが、現在ではこの2者が100%納得できるデータがそろい、完全に通常の治療法の選択肢の一つとして確立しています。 ところがですね、きちんと進化の過程を理解していないと100%の性能を発揮できないんですね。進化の過程でどのような問題があり、それをどう解決したのか?を知っておかないと、現代の歯科材料、治療法の取捨選択が不可能なんですね。 最新の物に飛びつくのも否定はしませんが、きちんと過程を理解すれば新製品がどの程度のものかおおよそ分かるはずです。高額な歯科治療を受ける際はしつこく歯科医に上記の事を聞いて納得してからOkすると良いでしょう。 きっと後悔しないはずです。なんでも聞いてね。