• セラミック命

    医療法人社団K-スマイルデンタルクリニックは審美歯科・インプラントを専門としている為か、セラミック(を使用した)治療を希望する患者さんが非常に多い。金属・メタルを使用した治療とセラミックを使用した治療とは、治療概念から異なるので術者も明確に意識を変える必要がある。勘違いしている歯科医師も多いが、使用する機材も異なるのでセラミック用の機材を準備する必要がある。治療前の各種分析は必須であり、インプラント治療同様に準備に時間が掛かる場合が多い。

    当院では基本的に一枠30分の予約で治療の予約を取って頂くが、セラミック(を使用した)治療の場合には60~90分程度の時間を取っていただく事も多い。それだけの時間を必要とする患者さんが当院には多いので、時間を有効に使わなければならない。治療範囲が多い患者さんであっても適切な分析に基づく治療計画を立案すれば、日常生活に影響なく治療は進んでいくものである。歯科治療に大切なのは術者の集中力であり、時間の長い治療には術者の気力・体力以前に、術者が歯科医師に向いている事・歯科治療が好きな事は絶対条件であろう。

    2023年は歯科用拡大鏡の使用・強力なLEDライトの使用による精密治療と接着の更なる進歩、製造方法などのセラミックの進化などによりセラミック治療に最適な環境が整っている。
    その環境の中で最も大切なのは術者の診断能力と技量であろう。現代ではこの術者の診断能力と技量のチューニングが可能であり、心身のコンディションを意識してチューニングしている歯科医師でなければ、長時間治療に集中する事は不可能である。

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈

    〒110-0005

    東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F
    03-5816-0345
  • ワクチン接種

    直近の日曜日に、先延ばしにしていた3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けてきた。日常生活では3回目のワクチン接種を受けていなくても何も問題は無かったので、ワクチン接種を出来る限り先送りしていたという経緯がある。海外渡航からの帰国時に3回目のワクチン接種をしていないと、かなり不都合があるとの判断で接種したのだが、副反応にはかなりの懸念があったのも事実である。友人・知人の中には3回目のワクチン接種直後にかなりの高熱が出てしまった人もいたので、接種翌日の予定は敢えて入れなかった。

    3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は自治体経由で申し込んだので、朝から接種会場へ出向いて接種を受けてきた。予想通り過去2回のワクチン接種と同様に、接種部位の腕に強い痛みを感じたが、接種当日はあまり副反応は感じなかった。接種翌日は身体各部の筋肉痛が酷く、若干の発熱も感じられたので、1日中自宅で静養していた。出掛ける元気は無かったので、この日に予定を入れなくて正解であった。

    接種から3日目は通常の診療を行う日である。若干の怠さと筋肉痛はあるが発熱は無いので通常通りの診療を行ったが、筆者の場合体調が多少悪くても普通の歯科医師以上の診療は十分に出来るので問題は無いのである。口腔外科・インプラントの治療の患者さんが入っていない日であったので、身体への負担が少なかった為もあるが、問題なく1日の診療を終了した。帰宅後に入浴した後に強い頭痛を感じてかなり焦ったが、ロキソニンを2錠飲んだところ無事に解決したのは幸いであった。

    接種から4日目の朝は前日の頭痛が嘘の様な爽やかな目覚めであった。つまり接種から4日目にして体調は完全に戻ったのである。
    個人的にはインフルエンザワクチンの接種は受けない方針なので、コロナウイルスワクチン接種も大きな利点が確認できない限りは接種するのを先送りにしていた。3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は、前記した理由により接種受ける判断をしたが、実は周囲には1度も新型コロナウイルスワクチン接種を受けていない人がいるのも事実である。可能であれば行動制限などの差が無く、個々人がワクチン接種に関しては選択の自由があった方が良い。

     

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    理事長 北田雄丈

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  • 満腹と歯痛

    ここ数日歯が痛い。極めて正確に診断できるので経過観察しているが、どうやら抵抗力の低下が原因の様である。眠くなる時間が多くなっていたのでおかしいとは思っていたが、身体に負担をかけていた様である。年末からの満腹続きの食事が原因の一つである事は間違いない。1日3食を食べて、それぞれの量が多かったのである。食物の消化には相当のエネルギーを必要とするので、連日身体に負担をかけていたのであろう。

    対策は空腹を友とする事と、歯ぎしり対策のナイトガードを使用する事である。1日1食を習慣として胃腸に負担をかけないケトン体質に変える事を目標として、暫くは調整が必要であろう。
    年始早々に歯痛があると日常生活に大きな影響がある事を思い知った次第である。

     

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  • 2022年の、○と✖

    2022年の冬至は12月22日であったので、気分的には既に2023年であるが、2022年の個人的な○と×を書いてみたい。

    ○その1 家電が次々に寿命を迎えたので殆どの生活家電を入れ替えたが、近年の生活家電が驚愕の快適性である事。

    ○その2 クルマが絶好調になった事。キャブレターのオーバーホールと点火時期の調整で不調が嘘の様に快適になった。

    ○その3 数年ぶりに帰国した身内が大きく成長していた事。会話の85%は彼の専門の映画の話である。

    ○その4 インプラント治療の精度が更に向上した事。

    ○その5 時間が取れたのでブレイキング・バッドと付随するシリーズを全て見られた事。

     

    ×その1 海外に出られなかった事

    ×その2 自宅周辺の人口増加の弊害が顕著になっている事

    ×その3 酒量が増えた事

    2022年も全体的に×の少ない1年であった。

     

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    理事長 北田雄丈

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  • しゃべる歯科医師

    歯科医師には治療中にしゃべる人としゃべらない(しゃべる余裕がない)人とに分かれるが、筆者は前者である。これはインプラント手術中も例外では無く、これから行う作業の準備をしながら、今の状態と次の操作について解説する事により、患者さんの不安を払拭する目的もある。治療中にしゃべる事で集中力が途切れる事はないが、筆者にとってはしゃべる事も治療の一環なのである。

    歯科治療中は口腔内を触るので、患者さんは話す事が出来ない。当クリニックでは基本的に治療中は顔を布で覆うので、患者さんは外を見る事が出来ない。結果として、患者さんの聴力は鋭敏になり、意外に筆者が治療中にしゃべる事を聞いていてくれる事が多い。近年は筆者が治療中にしゃべる内容から筆者が楽しそうに治療をしているのが患者さんに伝わり、患者さんからその様に言われる事も多い。筆者としては嬉しい限りである。

    筆者の感覚では、現代の歯科治療では高倍率の歯科用拡大鏡の使用とデジタル技術の導入により、治療に究極に近い精度が求められるので、歯科治療にストレスを感じてしまう人物には現代の歯科医師は向いていないだろう。歯科治療自体を好きであり、情熱を持って歯科治療を楽しみながら出来る歯科医師でなければ、現代の歯科治療に要求される精度の実現と正確性は不可能であろう。25年以上歯科医師をしているが、体力の低下は経験と研鑽で十分にカバー出来るが、何よりも歯科治療を好きでストレスを感じずに、情熱を持って楽しみながら治療を出来る事が大切である事を痛感している。
    少なくとも歯科医師という職業は筆者に向いている事は確かである。

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