• 膨大な知識で診断する

    インプラントに精通している歯科医師であれば、インプラント手術に関しては術前の診査・診断と準備が65%~70%程度のウエイトを占めていることに異論は無いだろう。クリニック外でのインプラントに関する世間話には膨大な知識と経験がある為に簡単には答えられないという認識にも異論は無いだろう。

    CT画像・口腔内を再現した模型を参考にしながら、術前の診査・診断を行う際にはあらゆる事を考える。ありとあらゆる可能性を考えてイマジネーションするので、非常に時間が掛かるがこれはインプラント治療には必要不可欠の内容である。仮に知識と経験の浅い歯科医師と、知識と経験の深い歯科医師とが同じ症例を診査・診断した場合には、同一の診断結果と治療方針と手術プロトコールになる可能性は非常に低い。全ての歯科治療には膨大な知識と経験と治療センスが不可欠なのである。

    インプラント手術当日には、起こりえる事象を事前に考え尽くしているので、全てがコントロールされている為に非常にシステマティックなオペレーションで進行する。インプラント治療の診査・診断の段階から、最終的な修復形態を予測しているので、治療全体としても非常にシステマティックに進んでいく。治療完了後に筆者の予想通りに患者さんが喜んでくれるのは非常に嬉しいが、この患者さんの笑顔も顔貌全体との調和を考慮した診査・診断の段階に予想している。

    インプラント治療は筆者に歯科医師としての興味と研鑽を維持させてくれる。コロナウイルス騒動で中断していたインプラント関連のセミナー・講習会が復活しているのは嬉しいが、参加者が50代の歯科医師が中心であるのが気になる所である。歯科医師としての筆者の引退はまだまだ先になりそうな気配である。

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈

    〒110-0005

    東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F
    03-5816-0345
  • 身近なセカンドオピニオン

    当院の歯科衛生士が家族の歯科治療で相談があるという。自宅近くの歯科医院で診察を受けた際の治療内容とインプラントの説明に疑問があるとの事である。症状と経過を聞き、レントゲン写真とCT画像の写メをスマートフォンで見せて貰うと、筆者の診断と治療方針とは全く一致しない。やや遠方ではあるが、セカンドオピニオンをご希望で後日当院に相談にいらっしゃる事になった。

    拝見してみると、治療方針立案と治療費用のお話しの前に、先ずは全体的な状況の把握と診断が必要である事を確認した。要するにやや難症例なのである。咬み合わせに重要な歯をフォローして、患者さんには早期の段階から治療中もしっかりと噛んで頂ける事が重要な事をご説明した後に、各種資料の為の型どりを行う。治療の初期の段階から患者さんの日常生活のクオリティを低下させない為に、仮の歯の準備と歯周初期治療をして1回目の治療は終了した。
    診断の結果、中心咬合位は確保されているので、咬合の再構築は不要であったが、咬合平面の再構築は必須である事が判明した。抜歯が必要と言われた歯に関しては、積極的に抜歯する理由は無かった。

    2回目の治療では、模型とレントゲンを使用して状況の説明をした後に仮の歯をセットした。抜歯が必要と言われた歯が残せる事の確認を兼ねて使用して頂くのである。欠損歯の修復治療計画にはCT画像が必須なので、改めてCT撮影のアポイントを取り治療は終了した。
    CT画像と模型を元に診断を進めると様々な事が判明する。外来小手術の前に口腔環境を損ねている歯の抜歯が必要であり、欠損歯の修復の前に積極的な初期治療が必要という診断である。

    3回目の治療では親知らずの抜歯と歯肉縁下の歯石除去を行い、今後の治療をご説明した。
    治療完了までにはある程度の日数が必要であるが、外来小手術を含む治療期間中には、初期治療により患者さんの日常生活のクオリティは低下しない様に工夫をする。
    次回以降の治療も外来小手術を前提とした初期治療を継続する予定である。

    患者さんにはセカンドオピニオンの重要性と、上記の様にセカンドオピニオンを受けるタイミングも大切な事を知って欲しい。
    難症例には正確な診断と綿密な治療計画が不可欠なのである。

     

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  • 患者さんの笑顔

    当院では筆者の直接の知人・友人、又はその友人・知人からご紹介された患者さんが多い。セラミックの技工を依頼している技工士さんも患者さんの一人である。同じ歯科業界なので、治療の説明の際には専門用語を使えるので、非常に説明が明瞭になりお互いの意思疎通の確認がしやすい。若い時には友人・知人の治療の際は緊張したが、今は平常心で治療している。

    治療に来て下さるきっかけは様々であるが、他の歯科医院で治療が上手くいかないので、当院に転院してくる方も実は多い。問診で過去の治療経過を入念に伺って、レントゲンなどの各種資料を元に診断を進める。どのような治療の結果で現在の状態になっているのかを把握するのに時間が掛かり、リカバリーにも時間が掛かる事があるが、最終的に主訴を解決して、機能性・審美性を回復して治療は終了する。治療が終了すると患者さんは笑顔になる。
    転倒などのアクシデントが来院のきっかけになる場合も多い。アクシデントの状態を詳しく伺い、出来るだけ早い時期に除痛と審美性を回復しながら治療を進める。審美性・機能性をアクシデント以前の状態に回復して、治療は終了する。治療終了後に患者さんは笑顔になる。
    友人・知人以外の患者さんとの唯一の違いは、引っ越しなどがあっても継続的に治療後の笑顔を確認出来る事であろう。

    信頼出来る各種医療関係・法曹関係・金融関係の友人・知人は平時の時に作っておくと良い。
    治療に来てくれた友人・知人の笑顔を長く見られる筆者は幸せなのである。

     

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  • 手先の神経伝達

    職業としてピアノを演奏して生計を立てているピアニストは、3~4歳からピアノを弾き始めるという。バイオリニストも同様で幼少期からの反復練習により、身体の成長過程において楽器の演奏に必要な指先を動かす為の神経伝達を構築するという。テニス・ゴルフ等のスポーツも同様で、ジュニア時代に出来てしまった差は、成長期以降の年齢では挽回不可能であるという。
    要するに特殊な職業には英才教育が必要なのだろう。

    筆者の3~4歳時の記憶を辿ると、童話を読んでいた事と親類の歯科医師から貰った歯科用ピンセットの精度の高さに感動していた記憶がある。歯科用ピンセットで摘まめそうな物は何でも摘まんでいた記憶もある。歯科用ピンセットの次は精密ドライバーを貰い、自分の工具が増えると出来る事も広がる事を認識した記憶がある。

    14年後に、その様子を見ていた歯科医師の親類に、歯科医師の適性があるので職業として歯科医師を薦められて歯科大学に入学したという経緯がある。今では故人である親類の歯科医師の見る目は間違っていなかったのであり、日々適性を生かせる筆者は幸せなのである。
    歯科医師にも手先の神経伝達を構築する、3~4歳からの英才教育は必要であろう。

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  • 定期健診

    口腔内の健康を維持する為には定期健診が不可欠であろう。
    定期健診では
    ・虫歯の確認
    ・歯周病の確認
    ・咬み合わせの確認
    ・歯石歯垢の除去
    を主に行う。必要であればレントゲン撮影も行うので、病変があれば初期の段階で発見することが可能である。

    定期健診で発見された病変は初期の病変である事が多いので、比較的短期間での治療で完治する傾向にある。
    25年以上歯科医師をしていると、定期健診が非常に有用である事を確認する機会も多い。
    3ヶ月に1度、30分程度の歯科健診で口腔内の健康を維持出来るので、定期健診を習慣にしてもらいたいものである。

     

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