• ワクチン接種

    直近の日曜日に、先延ばしにしていた3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けてきた。日常生活では3回目のワクチン接種を受けていなくても何も問題は無かったので、ワクチン接種を出来る限り先送りしていたという経緯がある。海外渡航からの帰国時に3回目のワクチン接種をしていないと、かなり不都合があるとの判断で接種したのだが、副反応にはかなりの懸念があったのも事実である。友人・知人の中には3回目のワクチン接種直後にかなりの高熱が出てしまった人もいたので、接種翌日の予定は敢えて入れなかった。

    3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は自治体経由で申し込んだので、朝から接種会場へ出向いて接種を受けてきた。予想通り過去2回のワクチン接種と同様に、接種部位の腕に強い痛みを感じたが、接種当日はあまり副反応は感じなかった。接種翌日は身体各部の筋肉痛が酷く、若干の発熱も感じられたので、1日中自宅で静養していた。出掛ける元気は無かったので、この日に予定を入れなくて正解であった。

    接種から3日目は通常の診療を行う日である。若干の怠さと筋肉痛はあるが発熱は無いので通常通りの診療を行ったが、筆者の場合体調が多少悪くても普通の歯科医師以上の診療は十分に出来るので問題は無いのである。口腔外科・インプラントの治療の患者さんが入っていない日であったので、身体への負担が少なかった為もあるが、問題なく1日の診療を終了した。帰宅後に入浴した後に強い頭痛を感じてかなり焦ったが、ロキソニンを2錠飲んだところ無事に解決したのは幸いであった。

    接種から4日目の朝は前日の頭痛が嘘の様な爽やかな目覚めであった。つまり接種から4日目にして体調は完全に戻ったのである。
    個人的にはインフルエンザワクチンの接種は受けない方針なので、コロナウイルスワクチン接種も大きな利点が確認できない限りは接種するのを先送りにしていた。3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は、前記した理由により接種受ける判断をしたが、実は周囲には1度も新型コロナウイルスワクチン接種を受けていない人がいるのも事実である。可能であれば行動制限などの差が無く、個々人がワクチン接種に関しては選択の自由があった方が良い。

     

    医療法人社団 K-スマイルデンタルクリニック
    理事長 北田雄丈

    〒110-0005

    東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル6F
    03-5816-0345
  • 満腹と歯痛

    ここ数日歯が痛い。極めて正確に診断できるので経過観察しているが、どうやら抵抗力の低下が原因の様である。眠くなる時間が多くなっていたのでおかしいとは思っていたが、身体に負担をかけていた様である。年末からの満腹続きの食事が原因の一つである事は間違いない。1日3食を食べて、それぞれの量が多かったのである。食物の消化には相当のエネルギーを必要とするので、連日身体に負担をかけていたのであろう。

    対策は空腹を友とする事と、歯ぎしり対策のナイトガードを使用する事である。1日1食を習慣として胃腸に負担をかけないケトン体質に変える事を目標として、暫くは調整が必要であろう。
    年始早々に歯痛があると日常生活に大きな影響がある事を思い知った次第である。

     

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  • 2022年の、○と✖

    2022年の冬至は12月22日であったので、気分的には既に2023年であるが、2022年の個人的な○と×を書いてみたい。

    ○その1 家電が次々に寿命を迎えたので殆どの生活家電を入れ替えたが、近年の生活家電が驚愕の快適性である事。

    ○その2 クルマが絶好調になった事。キャブレターのオーバーホールと点火時期の調整で不調が嘘の様に快適になった。

    ○その3 数年ぶりに帰国した身内が大きく成長していた事。会話の85%は彼の専門の映画の話である。

    ○その4 インプラント治療の精度が更に向上した事。

    ○その5 時間が取れたのでブレイキング・バッドと付随するシリーズを全て見られた事。

     

    ×その1 海外に出られなかった事

    ×その2 自宅周辺の人口増加の弊害が顕著になっている事

    ×その3 酒量が増えた事

    2022年も全体的に×の少ない1年であった。

     

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  • しゃべる歯科医師

    歯科医師には治療中にしゃべる人としゃべらない(しゃべる余裕がない)人とに分かれるが、筆者は前者である。これはインプラント手術中も例外では無く、これから行う作業の準備をしながら、今の状態と次の操作について解説する事により、患者さんの不安を払拭する目的もある。治療中にしゃべる事で集中力が途切れる事はないが、筆者にとってはしゃべる事も治療の一環なのである。

    歯科治療中は口腔内を触るので、患者さんは話す事が出来ない。当クリニックでは基本的に治療中は顔を布で覆うので、患者さんは外を見る事が出来ない。結果として、患者さんの聴力は鋭敏になり、意外に筆者が治療中にしゃべる事を聞いていてくれる事が多い。近年は筆者が治療中にしゃべる内容から筆者が楽しそうに治療をしているのが患者さんに伝わり、患者さんからその様に言われる事も多い。筆者としては嬉しい限りである。

    筆者の感覚では、現代の歯科治療では高倍率の歯科用拡大鏡の使用とデジタル技術の導入により、治療に究極に近い精度が求められるので、歯科治療にストレスを感じてしまう人物には現代の歯科医師は向いていないだろう。歯科治療自体を好きであり、情熱を持って歯科治療を楽しみながら出来る歯科医師でなければ、現代の歯科治療に要求される精度の実現と正確性は不可能であろう。25年以上歯科医師をしているが、体力の低下は経験と研鑽で十分にカバー出来るが、何よりも歯科治療を好きでストレスを感じずに、情熱を持って楽しみながら治療を出来る事が大切である事を痛感している。
    少なくとも歯科医師という職業は筆者に向いている事は確かである。

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  • メタルとセラミック

    歯科治療の中で、神経の治療が必要な程ではないが、虫歯は浅くはないという中程度の虫歯を治療する場合には、小さな虫歯を治療する歯科用レジンを詰めて硬化させる修復方法では歯科用レジンが割れてしまう可能性が高い。中程度の虫歯を治療する場合には、型どりをして作成した人工歯を接着して修復を完了する事が多い。型どりして作成する人工歯には、金属の物と非金属の物があり、現代の歯科治療では金属の人工歯を使用するメリットはあまりない。

    現代の歯科医療では、天然歯に近い特性を持つセラミックが非金属の人工歯の代表であり、歯の修復にセラミックの人工歯を使用するメリットは多い。虫歯が深い場合、金属の人工歯で修復すると不快症状が残る場合がある。セラミックの人工歯を使用するメリットに、深い虫歯でもセラミックの強度を担保できる点と、不快症状が少ない点、虫歯の再発が少ない点がある。接着様式も金属と非金属では全く異なるので、人工歯が外れるというトラブルも圧倒的に少ない。

    虫歯を除去した後に形を整えて型どりを行うが、金属と非金属のセラミックでは材料の特性が大きく異なる為に、その形の整え方と型取り前の削った歯の理想形が大きく異なるので、歯科医師は金属を使用する治療とは別の視点を持って治療する必要がある。使用する器具も異なるので、非金属のセラミックで歯を修復する専門のコースの受講と研鑽も必須であろう。

    重要ではあるが、あまり知られていないテクニックと歯科医師のセンスが非金属のセラミックを使用する歯科治療には必須なのである。

     

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